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【2025年最新】iPhoneがマイナンバーカードに!いつから?使い方・メリット・危険性を徹底解説

「ついに、あなたのiPhoneが身分証明書になります。」

2025年春、日本政府とAppleが共同で進めてきた「iPhoneへのマイナンバーカード機能搭載」が、いよいよ現実のものとなります。デジタル庁の発表によると、2025年6月24日からサービス開始が予定されており、これにより私たちの生活はさらにスマートで便利になるでしょう。

しかし、「設定は難しい?」「安全性は本当に大丈夫?」「運転免許証も入るの?」といった疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Webやデジタルガジェットに関心が高い「Webバトラー」の読者の皆様に向けて、iPhoneへのマイナンバーカード機能搭載に関する最新情報を徹底的に解説します。この記事を読めば、サービス開始に向けて知っておくべき全てのことが分かります。


◆ iPhoneへのマイナンバーカード搭載、いよいよ開始へ

これまでプラスチックカードとして提供されてきたマイナンバーカードが、ついにiPhoneのWalletアプリに搭載されます。これは、オンラインでも対面でも確実な本人確認ができる「デジタル社会のパスポート」を、常に持ち歩くスマートフォンで利用可能にする画期的な取り組みです。

項目詳細
サービス開始予定日2025年6月24日
現在の状況最終テスト段階(状況により遅れる可能性あり)
搭載アプリiPhone標準の「Walletアプリ」

これにより、7割以上の国民が保有するマイナンバーカードの利便性が飛躍的に向上することが期待されています。

◆ 何ができる?iPhone版マイナンバーカードの4大メリット

iPhoneにマイナンバーカード機能が搭載されることで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。特に注目すべき点を4つご紹介します。

  1. カード不要で手続きが完結マイナポータルへのログインや行政手続きの電子署名、コンビニでの住民票発行などがiPhoneだけで可能になります。「カードをどこに置いたか忘れた…」という事態もなくなります。
  2. 健康保険証として利用可能に2025年8月下旬から9月にかけて、一部の医療機関から順次対応が開始される予定です。これにより、物理的な健康保険証やマイナンバーカードがなくても、iPhoneさえあれば保険診療を受けられるようになります。高額療養費の限度額認定証の持参も不要になり、非常に便利です。
  3. スピーディーな本人確認・年齢確認iPhone版に先行搭載される「属性証明機能」を使えば、氏名、住所、生年月日、性別といった基本情報や顔写真を、必要なものだけを選んで相手に提示できます。これにより、オンラインサービスや店舗での年齢確認がよりスムーズかつ安全に行えます。
  4. Face ID / Touch IDで高い安全性を確保物理カードの暗証番号入力に代わり、Face IDやTouch IDによる生体認証が利用できます。覗き見のリスクを減らし、より直感的で安全な本人確認が実現します。

◆ 利用開始の前に!準備しておくべき3つのこと

この便利な機能を使うためには、事前の準備が必要です。サービス開始後にスムーズに設定できるよう、今のうちに確認しておきましょう。

  1. マイナンバーカード本体iPhoneに機能を追加する最初の設定時に、物理的なカードの読み取りが必要です。
  2. 2種類の暗証番号マイナンバーカード受け取り時に設定した、以下の2つのパスワードが必要です。忘れてしまった場合は、お住まいの市区町村の窓口で再設定が必要です。
    • 数字4桁のパスワード(券面事項入力補助用/利用者証明用電子証明書用)
    • 6〜16桁の英数字のパスワード(署名用電子証明書用)
  3. 対応するiPhoneとiOS
    • 対応機種: iPhone Xs / iPhone SE (第2世代) 以降
    • 対応OS: iOS 13.1 以降

◆ 設定と利用の注意点|マイナポータルアプリの課題

iPhoneへの機能追加や各種サービス利用には、デジタル庁が提供する「マイナポータルアプリ」を使用します。しかし、このアプリにはいくつかの課題が指摘されており、利用時には注意が必要です。

読み取りの仕組み:NFC技術

マイナンバーカードは、iPhoneにも搭載されている**NFC(Type-B)**という近距離無線通信技術で情報を読み取ります。うまく読み取れない場合は、以下の点を確認してみてください。

  • iPhoneの上部(カメラ付近)をカードの中央にゆっくりかざす
  • 金属製の机の上や、他のICカードと重ねるのを避ける
  • ケースが厚い場合は外してみる
  • iPhoneを一度再起動する

ユーザーから報告されている主な課題と対策

  • 操作が分かりにくい: 「年金記録はどこ?」「この専門用語は何?」といった声が多く聞かれます。デジタル庁も改善を進めていますが、最初は戸惑うかもしれません。
  • 頻繁な再ログイン: セキュリティのため、予期せぬタイミングでパスワード入力やカードの再読み取りを求められることがあります。
  • 謎の「無限ループ」: カード読み取り後にApp Storeに飛ばされてしまう現象が報告されています。この場合、iPhoneの再起動や、Safariのプライベートブラウズモードをオフにすると解決することがあります。
  • ブラウザの「戻る」はNG: マイナポータルはアプリとブラウザ(Safari/Chrome)を連携して動作します。途中でブラウザの「戻る」ボタンを押したり、別のタブを開いたりするとエラーの原因になるため注意が必要です。

◆ みんなが気になる!安全性と運転免許証への対応

Q1. iPhoneをなくしたら、個人情報が全部漏れるのでは?

A1. 高いレベルのセキュリティで保護されており、過度な心配は不要です。

  • 情報はiPhone内に保存されない: 医療情報や税金、年金といったプライバシー性の高い情報は、マイナンバーカードやiPhone本体には記録されません。
  • 生体認証の壁: Face ID / Touch IDが第三者のアクセスを防ぎます。さらに「盗難デバイスの保護機能」をオンにすれば、より安全性が高まります。
  • 24時間365日の利用停止: 万が一紛失しても、「マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)」に連絡すれば、24時間いつでも機能を一時停止できます。Appleの「探す」機能でデバイスをロック・消去することも可能です。
  • 不正アクセス対策: 暗証番号を一定回数間違えるとロックがかかるほか、不正に情報を読み出そうとするとICチップが自己破壊する仕組みになっています。

Q2. 運転免許証もiPhoneに入るようになりますか?

A2. 現時点では、iPhoneのマイナンバーカード機能が運転免許証の代わりになるわけではありません。

運転免許証の情報は、マイナンバーカードのICチップ内に別のアプリとして記録される「マイナ免許証」という仕組みで検討されています。

ただし、政府はモバイル運転免許証の早期実現を目指しており、将来的にはiPhone上で運転免許証機能が利用できるよう、警察庁と連携して検討が進められる予定です。2025年3月までの実現を目指す動きもあり、今後の進展に期待が高まります。

◆ まとめ:デジタル身分証時代の幕開け

iPhoneへのマイナンバーカード機能搭載は、私たちの生活をより便利で安全なものに変える大きな一歩です。

ポイント内容
開始時期2025年6月24日予定
主なメリットカードレスでの手続き、健康保険証利用、安全な本人確認
必要なものマイナンバーカード本体、暗証番号、対応iPhone
注意点マイナポータルアプリの操作性、読み取りエラーの可能性
安全性Face ID/Touch IDと遠隔ロックで高いセキュリティを確保

アプリの操作性などにはまだ改善の余地があるものの、物理カードを持ち歩く手間や紛失リスクから解放されるメリットは計り知れません。世界的に見ても先進的なこの取り組みが、日本のデジタル社会をどう変えていくのか、今後の展開から目が離せません。

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