こんにちは!
日々の発信活動に、商品作り、クライアント対応…と、息つく暇もなく走り続けている。
「AIを使えば時短になると聞いて導入したけれど、毎回同じような前提条件を入力するのが面倒…」
「『私のブランドイメージに合わせて』と伝えているのに、AIが書く文章がどこかよそよそしくて修正に時間がかかる…」
そんな「AI指示疲れ」を感じてはいませんか?
実は、Googleの次世代AIエディタ「Antigravity」に、「Agent Skills(エージェント・スキル)」という、コンテンツビジネスの生産性を劇的に変える新機能が登場しました。
これを使えば、あなたのビジネスの「勝ちパターン」や「世界観」を一度だけAIに教え込むだけで、あとは「いつものあれ書いて」の一言で、あなたそっくりのクオリティで仕事をしてくれるようになるのです。
それはまるで、あなたの思考を完全に理解した「超優秀な専属秘書」を雇うようなもの。
この記事では、ITやプログラミングに詳しくない方でも分かるように、この「Agent Skills」がいかにコンテンツビジネスの現場で役立つか、そして今日からできる設定方法を徹底解説します。
ざっくりまとめ動画
第1章:そもそも「Agent Skills」って何?何がすごいの?
まずは、この機能が私たち起業家にとってどう役立つのか、その革命的なメリットを整理しましょう。
1. AIに「あなたの脳内マニュアル」をインストールできる
これまでのAI(ChatGPTやGeminiなど)との対話は、毎回ゼロからのスタートでした。「メルマガを書いて」と頼むたびに、「ターゲットは30代男性で、少し辛口なトーンで、最後はセミナーへの誘導で…」と指示する必要がありましたよね。
Agent Skillsとは、この「指示書」や「マニュアル」をファイルとして保存し、AIに装備させておく機能です。
一度スキル(マニュアル)を作ってしまえば、AI自身が「お、今はメルマガを書く場面だな。じゃああの『辛口セールスライティング』のスキルを使おう」と判断して、勝手に道具箱から取り出して作業してくれます。
2. 「コピペ指示」からの完全なる解放
「よく使うプロンプト(指示文)をメモ帳に保存して、使うたびにコピペする」。これも立派な時短術ですが、Agent Skillsならコピペすら不要です。「ブログ書いて」とチャットで言うだけで、裏側であなたの作ったスキルが自動的に発動します。
3. チームで「売れる型」を共有できる
もしあなたがチームで動いていたり、外注スタッフさんがいたりする場合、このスキルファイルを共有するだけで、誰がAIを操作しても「あなたのクオリティ」が出せるようになります。
「あの人の書く文章はなんか違うんだよな…」というストレスから解放され、ブランドの世界観を統一できます。
第2章:コンテンツビジネスで即戦力!「Agent Skills」活用アイデア3選
「プログラミングコードを書く機能でしょ?」と思われがちですが、実は定型業務の多いコンテンツビジネスこそ、最大の効果を発揮します。ここでは明日から使える具体的な活用シーンをご紹介します。
① 「ファン化ブログ執筆」スキル
SNSからLINEやメルマガに登録してもらうためには、ただの情報の羅列ではなく、あなたの「人柄」や「価値観」が伝わる記事が必要です。
- これまでの悩み: AIに任せると、教科書的でつまらない文章になり、修正に時間がかかる。
- スキル導入後: あなた独特の「語り口調」「改行のタイミング」「よく使う比喩」を登録した「ゴーストライタースキル」を作成。「〇〇というテーマで書いて」と言うだけで、読者が「そうそう、これが聞きたかった!」と膝を打つような、あなたらしい記事が一瞬で完成します 7。
② 「Lステップ・メルマガ作成」スキル
商品販売への導線となるステップメールやLステップのシナリオ作成。ここには「型」がありますよね。
- これまでの悩み: 1通目、2通目…と構成を考えるのが重労働。PASONAの法則などを毎回指示するのが手間。
- スキル導入後: 「セミナー誘導用ステップメール」スキルを作成。「今回の商品はこれ」と投げるだけで、教育→共感→販売の心理トリガーを組み込んだ3〜5通のシナリオを自動生成できます。
③ 「講座生サポート返信」スキル
コンサルや講座を行っていると、生徒さんからの似たような質問に答える場面も多いはず。
- これまでの悩み: 毎回ゼロから文章を打つのが大変だが、コピペ返信だと冷たく感じる。
- スキル導入後: 「生徒対応スキル」を作成。「励まし」「具体的なアクションプランの提示」「次回のグルコンへの誘導」というあなたの指導方針をセットしておけば、生徒さんの満足度を高める温かいアドバイス返信が数秒で作成できます。
第3章:初心者でもできる!Agent Skillsの作り方【実践編】
「難しそう…」と身構えなくて大丈夫です。Antigravityでは、フォルダを作ってテキストファイルを1つ置くだけでスキルが完成します。黒い画面(ターミナル)の操作は必須ではありません。+1
ステップ1:置き場所を決める(自分専用か、プロジェクト専用か)
スキルを置く場所は2つあります。
- グローバル(Global): あなたのパソコン全体で使う場所。どの仕事でも使える「自分専用の道具箱」です。
- 場所:
~/.gemini/antigravity/skills/
- 場所:
- ワークスペース(Workspace): 特定のプロジェクト(例:Aという講座の販促プロジェクト)専用の場所。
- 場所:
.agent/skills/
- 場所:
最初は、どんな仕事でも使えるようにグローバルに作るのがおすすめです。
ステップ2:フォルダとファイルを作る
例えば、「セールスライティング」のスキルを作る場合、以下のような構成でフォルダとファイルを作ります。
Plaintext
skills/
└── sales-copywriter/ ← 好きな名前のフォルダ(英語小文字がおすすめ)
└── SKILL.md ← ★必ずこの名前にする!
この「SKILL.md」というファイルが、AIへの指示書になります。
ステップ3:中身を書く(ここが最重要!)
SKILL.mdの中身は、「YAML(ヤムル)」と呼ばれる表紙部分と、「Markdown(マークダウン)」と呼ばれる本文の2つでできています。
以下は、そのままコピペして使える「セールスライティングスキル」のテンプレートです。
Markdown
---
name: sales-copywriter
description: コンテンツ販売のためのセールスライティングを行うスキル。
PASBECONAの法則を用いて、LPの原稿、メルマガ、告知文を作成する際に使用する。
---
# セールスライティングスキル(PASBECONA版)
あなたはプロのセールスライターです。
以下のターゲットに対し、行動心理学に基づく「PASBECONAの法則」を用いて、成約率の高いライティングを行ってください。
## ターゲット
- 現状にモヤモヤを抱えている個人起業家
- 自己投資意欲が高い
- 「楽して稼ぐ」系ではなく「本質的なスキル」を求めている
## 執筆ルール(Tone & Manner)
1. 文体
- 断定的な言い切り型でリーダーシップと信頼感を出す。
- 読者の悩みには「痛み」を感じさせるほど深く共感する(ラポール形成)。
- 抽象的な言葉は避け、具体的なエピソードや描写を入れる。
2. 構成フレームワーク(PASBECONAの法則)
以下の流れで構成すること。
- **Problem(問題提起)**
読者が夜も眠れないほど悩んでいる「痛み」や「現実」を言語化し、突き刺す。「これ、私のことだ」と当事者意識を持たせる。
- **Affinity(親近感・共感)**
「私もかつてはそうでした」と寄り添い、売り手と買い手の壁を取り払う。敵ではなく、同じ痛みが分かる味方であることを示す。
- **Solution(解決策)**
その悩みを解決する唯一の手段が、今回の「自社サービス(メソッド)」であることを提示する。他とは違う独自性(USP)を明確にする。
- **Benefit(ベネフィット・快の未来)**
解決策を手に入れた後に待っている「理想の未来」を五感に訴えるように描写する。機能(メリット)ではなく、得られる感情や生活の変化(ベネフィット)を書く。
- **Evidence(証拠・信頼性)**
なぜそれが実現できるのか?という根拠を示す。(※具体的な実績値やお客様の声がない場合は、`[ここに実績数字やお客様の声を入れる]`というプレースホルダーを置くこと)
- **Content(内容詳細)**
サービスの具体的な中身(カリキュラム、期間、提供形式など)を魅力的に伝える。
- **Offer(提案・特典)**
今申し込むべき理由(期間限定特典、保証、価格の正当性)を提示し、お得感を演出する。
- **Narrowing Down(絞り込み)**
「誰でもいいわけではない」と伝える。「本気で人生を変えたい人だけ来てください」とあえて突き放し、成約の質を高める。
- **Action(行動喚起)**
申し込みボタンのクリックや登録など、読者が取るべき次のアクションを迷いなく具体的に指示する。
3. 禁止事項
- 煽りすぎる表現(「誰でも100%稼げる」「寝ていてもOK」など)。
- 専門用語の羅列。
- ターゲットの知性を下に見るような表現。
【ここがポイント!】
一番重要なのは、冒頭の description (説明)の部分です。
AIはあなたの会話を聞きながら、ここの説明文だけを見て「あ、今はこのスキルを使うべきだ!」と判断します。
「LPを作って」「告知文を書いて」と頼んだ時にAIが反応するように、具体的なキーワードを入れておきましょう。+1
第4章:さらに使いこなすための3つのコツ
スキルを作ってみたけど、AIがうまく使ってくれない…そんな時のための、プロ直伝のコツをお伝えします。
1. 「いつ使うか」をハッキリ書く(トリガー設定)
descriptionには「何をするか」だけでなく「いつ使うか」を書くと精度が上がります。
- △:文章を書くスキル
- ◎:ブログ記事、メルマガ、LPの原稿執筆時に使用する。日常会話には使用しない。
2. AIにスキル自体を作ってもらう!
「自分で書くのは難しそう…」という方は、Antigravityのチャットでこう聞いてみてください。
「私の過去のブログ記事を読み込ませるので、私の文体の特徴を分析して、それを再現するための『Agent Skills』のファイルを作ってくれませんか?」
そうすれば、AIがコンサルタントのようにあなたにヒアリングをして、最適な SKILL.md を自動生成してくれます。これなら専門知識は一切不要です。
3. スキルは「育てて」いくもの
一度で完璧なものは作れません。使ってみて「ちょっと言い回しが強いな」と思ったら、ファイルを開いて「もう少し柔らかく」と一行書き足すだけ。
この微調整を繰り返すことで、あなたのスキルファイルは、世界で唯一の「最強の資産」になっていきます。
第5章:Agent Skillsの未来と可能性
ツールに縛られない「資産」になる
このAgent Skillsの仕組みは、Google独自の機能ではなく、Claude(Anthropic社)なども採用している「オープンスタンダード(標準規格)」です。
つまり、今回作ったスキルファイルは、将来もし別のAIツールを使うことになっても、そのまま「引越し」ができる可能性が高いのです。
あなたが作り込んだ「集客の仕組み」や「ライティングの型」は、ツールが変わっても無駄にならない一生モノの資産になります。
注意点:情報の管理
スキルファイルには、顧客リストのパスワードや、公開前の機密情報などは直接書き込まないようにしましょう。あくまで「手順」や「型」を教える場所として使うのが安全です。
まとめ:AIを「育てる」楽しみを味わおう
いかがでしたか?
「Agent Skills」は、単なる便利機能ではなく、あなたのビジネスをスケールさせるための「分身」を作る仕組みです。
コンテンツビジネスは、クリエイティブな作業の連続です。だからこそ、
「型で回せる部分」はAgent Skillsに任せ、
あなたは「新しい企画を考える」「お客様と対話する」といった、人間にしかできないコアな業務に集中してください。
【今日からのNext Step】
- Antigravityのチャット欄で「私のビジネス用のAgent Skillを作りたい」と相談する。
- まずは「自分のブログ執筆スキル」を1つ作ってみる。
- 完成したスキルを使って、記事を1本書いてみる。
その圧倒的なスピードと、「自分の言葉」で書かれたアウトプットを見たとき、あなたのビジネスは新しいフェーズへと進み始めるはずです!
(この記事は2026年1月時点の情報をもとに執筆しています)


